あなたにおすすめな歯医者さん【ライフステージ別】

おすすめな歯医者さん

虫歯で悩んでいる人も、歯周病で悩んでいる人も、「同じ口の中の悩みなんだから、地元の口コミのいい歯医者さんならなんでも治してくれるだろう!」と思っていませんか?

それは、実は、違います。確かに同じ歯医者さんですが、歯医者さんにもそれぞれ専門分野があります。そして、年齢ごとに私達の口の悩みは異なってきます。

実は、ライフステージごとに通ったほうがいい歯医者さんは異なります。

今回は、そんなライフステージごとにおすすめの歯医者さんをご紹介していきます。

歯医者さんなんてどこも同じだと思っていませんか?

例えば、同じ内科の先生でも、胃腸科と、心臓内科、神経内科、すべて内科ですが、先生の得意分野は異なります。胃腸が悪いのに、心臓内科を受診する人はいませんし、その逆もそうですよね。そんなことわかっている!なのに、歯医者さんでは、そういった情報が少ないため、そんな選び方をする人はほとんどいません。

とってもわかりやすいのは、歯科大学の大学病院です。歯科大学の大学病院では、入れ歯科、入れ歯でも、総入れ歯と部分入れ歯にわかれています。さらには、虫歯科、根っこの治療科、口腔外科、と様々な分野があり、驚く人がたくさんいらっしゃいます。それほど実は、歯科の世界は細分化されています。

田舎の歯医者さんでは、基本的に全ての治療をしていますが、都会では、虫歯なら虫歯、歯周病なら歯周病専門の歯医者さんがあります。

しかし、田舎でも、その先生ごとに得意な分野があったりします。

そういった情報をホームページや実際に先生に尋ねるのもいいでしょう。

それでは、ライフステージごとにどんな歯医者さんがいいのかご紹介していきます。

子供のとき、とくに小学生までの間は、小児歯科がおすすめです。

小学生の間は乳歯と大人の歯が入れ替わります。とても大切な時期です。さらに子供は虫歯になっても、治療の必要性が大人ほど理解できず、歯科治療が非常に恐怖を感じます。そんなとき、小児歯科の先生は子供の段階にあわせて、必要な治療をしてくれます。

もし、子供の歯を無理やり治療してしまうと、恐怖が先行して、大人になっても、歯医者さんがトラウマになってしまいます。歯が痛いのに、歯医者さんに行けない人がたくさんいます。

そうなると、大人になっても、一生、歯に困る人なってしまいます。そうならないために、小学生の間は、小児歯科、もしくは、小児に人気のある歯医者さんでの治療がおすすめです。

では、中学生から、20、30代の、比較的虫歯リスクが高い世代は、虫歯になりやすい世代なので、とくに、虫歯を削るのを専門にしている歯医者さんや、見た目をきれいにするように上手に治療してくれる歯医者さんがおすすめです。

「虫歯は削って詰めるだけでしょ?」と思われがちですが、その削って詰めるのも高い技術を必要とします。しっかりと虫歯に感染した歯を削って、キレイにつめることのできる歯医者さんはそれなりの技術を習得するために日々、勉強しています。

ですので、審美治療であったり、詰物を得意とするようなことが書いている歯医者さん治してもらうのがおすすめです。

さらに根っこの治療は詰物の治療とは異なり、別の技術が必要となります。根っこの治療が必要な場合は、根っこの治療専門の歯医者さんがおすすめです。

そして、中高年と呼ばれる世代は、虫歯リスクよりも、歯周病専門の治療が行える歯医者さんがおすすめです。

専門のプロフェッショナルケアを受けることができ、重度の歯周病も、中には、専門の高い技術の手術をすることで回復することが可能なことがあります。諦めていた歯を残すことも可能です。

また、歯を失ってしまった方では、インプラントを検討している方は、インプラントセンターなどのインプラント専門の歯医者さんがおすすめです。

入れ歯も、入れ歯に特化した先生がおり、総入れ歯でも、りんごを丸かじりできる入れ歯が得意な先生もいます。

自分の歯の状態で、インプラントをしてもらいたいのか、費用や体の面で、入れ歯をしてもらいたいのかによって、それぞれの専門の先生に診察してもらいましょう。

そして、実は、それぞれの症状ごとに専門の歯医者さんに診察してもらうのはとても大切ですが、これからさらに必要な分野があります。それは、「訪問歯科診療」を行っているかどうかです。

現在、認知症や、脳梗塞などの脳血管障害によって、歯医者さんに行きたくても、行けない人が増えています。介護問題が話題となっていますが、特に若い世代は、運動不足によってさらに要介護の人が増えることが懸念されています。さらに、超高齢化社会の今、介護の必要な人がますます増加します。

そんな介護の必要な人は、残念ながら、普通の歯医者さんには通院できません。そこで、今、通っている歯医者さんが、訪問歯科診療をやっているかが、これから退職して老後を楽しむためには必要となります。

訪問歯科を専門で行っている歯医者さんはまだまだ少ないため、介護状態なってから探すのはとても大変です。

介護が必要になると、楽しみは、食べることになります。でも、入れ歯があわなくなって困ったり、虫歯で痛くて食べられなくなると、その楽しみは、なくなってしまいます。

さらに、介護をしている側は、歯磨きを介助するのが難しいので、歯周病が進行してしまうと、要介護者の口臭に辛い思いをする人もたくさんいます。

介護されている人も、介護をしている人も快適に過ごせるように、地域で訪問歯科診療を行っている先生を、老後をこれからおくる人、また家族に要介護者がいる方は見つけて相談しておきましょう。

人は一生、同じように生きていくわけではありません。子供時代をへて、青年となり、そして、高齢者へと歳を重ねるごとに毎日、変化していきます。その変化はもちろん、一人の歯医者さんで対応できるものではありません。

ですから、それぞれのライフステージごと、口の悩みごとに専門の歯医者さんを受診し、快適なお口の健康を大切にしていきましょう。

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