歯周病の歯磨き粉で悩んだら、参考にしてくださいね

歯周病に効果的な歯磨き粉

歯周病には必ず毎日の歯ブラシがかかせませんが、それに加えて大切なのが歯磨き粉です。

一昔前まで、歯医者さんの中には歯磨き粉を使わなくてもよいという考え方が一般的でしたが、今では歯磨き粉は歯周病予防に効果的な薬用成分を含んでいます。

また、歯磨き粉をつけた方が歯の汚れであるプラークをきれいに落とせます。これは、研究でもあきらかになっています。ですので、効率よく歯磨きをするときは歯磨き粉を使いましょう。

では、たくさんある歯周病予防歯磨き粉はどのようにして選べばいいのでしょうか。

私がオススメする成分をいくつかご紹介しますので、今後の歯磨き粉選びの参考にしてください。

歯周病の予防になる歯磨き粉の成分

歯茎から出血などの症状はないけど、歯周病を予防したい方にはポリリン酸という成分がオススメです。

これは、歯の着色汚れを落としてくれる効果があります。この効果により、プラークや歯石の沈着を防いでくれます。

まだ、歯周病になっていない方は、歯の美白にも効果のあるポリリン酸を含んだ歯磨き粉を選んでみましょう。

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まず、歯周病を治すには、原因であるプラークを除去しなければなりません

プラーク(歯の汚れ)が歯にべっとりついていては、歯周病は絶対に治りません。

炎症を抑えてくれる成分は、プラークがべっとりとついている状態ではあまり意味がありません。治療の基本は原因を除去することです。原因をいち早く除去することが治癒への近道です。

そして、原因を除去したあと、回復スピードを早めるために配合されているのが、歯茎の炎症を抑える成分です。ですので、プラークを除去することが最優先です。その後の回復を早くするのが、歯茎の炎症を抑える成分ということになります。

目的が違うので、歯にべっとり白い汚れがついている人は、プラーク除去成分が含まれている歯磨き粉を使いましょう。

歯周病の歯磨き粉の成分には大きく分けて2種類

  • 歯周病の原因であるプラークに効くもの。
  • 腫れたしまった歯茎に効くもの。

歯周病に効く歯磨き粉の成分

すでに歯周病になってしまっている方にオススメの歯磨き粉の成分があります。

私が歯周病に最も効果があると考える成分は、デキストラナーゼです。

デキストラナーゼは唯一、プラークを分解する酵素です。様々な殺菌成分がありますが、これは歯医者さんとの共同研究開発で生まれた、日本で唯一の、プラークを分解、除去できる酵素です。

この酵素を有効に働かせるためには、歯ブラシを水に濡らさないで、歯磨き粉を歯ブラシの頭いっぱいにつけてください。水に濡らしてから歯磨き粉をつけると、有効成分である成分が薄まってしまいます。酵素がたくさんある方が効果的ですので、たっぷりとつけてください。

しっかりと酵素が働くために、擦りこむように磨きましょう。歯の表面についた汚れ、プラークが、歯ブラシの動きと、酵素の力、ダブルの効果でキレイに落ちます。

次にオススメの成分はIPMP(イソプロピルメチルフェノール)です。これは、歯周病の原因である、バイオフィルムと呼ばれる細菌の温床にアタックして浸透、殺菌してくれます。

次に炎症を抑えてくれる成分をご紹介します。イプシロンーアミノカプロン酸は炎症を引き起こす反応物質を抑える抗プラスミン作用があります。これにより、炎症のおこっている歯茎の状態を抑え、健康な元の歯茎へと導いてくれます。

他にも、トラネキサム酸という成分は、歯茎の出血を防いでくれます。また、歯茎の血流をよくする成分でビタミンEなどが含まれる歯磨き粉もあります。

おわりに

昔の歯磨き粉と違い、今では歯周病予防の歯磨き粉はジェルタイプといって、歯茎に浸透し、より効率的に殺菌できるように工夫されています。

せっかく、歯磨き粉がこれだけ進化していますので、より効率的に歯周病予防をするために、しっかり磨きましょう。

  • 歯磨き粉をたくさんつけて
  • しっかりと時間をかけて
  • 擦りこむように

歯周病の歯磨き粉で悩んだら、ぜひ参考にしてくださいね。

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