オーラルピースで認知症予防?!
2016年9月15日、高齢者がなんと日本国民の約3割にもなることが発表されました。
さらに驚きなのが、なんと100歳以上の高齢者に限っては100万人を超えることも同時に発表されました。
今や、平均寿命は80歳を超え、100歳まで生きるのは決して珍しいことではありません。
これから先の社会、とくに30代、40代の方たちはさらに医療が発達して、平均寿命はさらに伸びることも予想できます。
そんな高齢化社会で、私たちが不安なのが、やはり『認知症』ではないでしょうか。
認知症によって、悲しい事故もたくさん報道されています。
認知症は体は元気でありながら、物忘れがひどくなり、昔の性格とは大きく変わって凶暴になってしまうことがあります。
そんな認知症予防のためにオーラルピースがお手伝い出来ることがあるということをご存知でしょうか?
そんなオーラルピースでできる、認知症予防についてご紹介します。
年齢を重ねていくと、高血圧、糖尿病など、いろんな病気を持つようになります。
そして、たくさんの種類の薬を飲むようになります。とくに抗うつ薬や高血圧の薬は副作用として「お口が乾きやすい」というものがあります。
つまり、唾液の分泌を抑制されてしまいます。
唾液には、認知症を予防する効果があるとされています。
認知症は、脳の「海馬」や「扁桃体」の神経細胞が減少してしまうことで起こることがわかっています。
海馬は脳の中心にあり、タツノオトシゴに形が似ているのですが、この海馬は記憶機能に重要な役割を果たしています。
脳の記憶に関与しているこの「海馬」は、加齢とともに萎縮していきます。
年齢を重ねるにつれて、記憶力が低下するのは自然減少です。
しかし、最近の脳科学では「海馬」の神経細胞は鍛えれば鍛えるほど、増加することがわかっています。
脳の老化予防は認知症予防にもつながりますし、脳のアンチエイジングも可能ということです。
70歳を超えても脳細胞は増えることがわかっています。
脳細胞が減ることを予防するには、過度のストレスを避け、アルコールやたばこを控えることが重要ですが、さらに重要なことは、「家族と友人と楽しく食事をする」ということです。
そして脳細胞を増やすには「しっかりと噛んで食事をする」ということです。
そこで、唾液の分泌が大きく関与してきます。
唾液がないと、口の中はパサパサして、ご飯をしっかりと食べることができません。
さらに入れ歯を入れている人は入れ歯安定剤を使っても唾液がでないと、入れ歯が安定せず、ご飯を食べることができません。
したがって、加齢とともに、認知症のリスクが上昇します。
ですが、さまざまな薬をやめてしまうと、他の病気を悪化させてしまう恐れがあります。
そのためどうしても「お口がかわく」という症状は放置されがちになります。
お口が乾くので、お水をたくさんのんでも、すぐに胃に水が入るので、お口に渇きを潤すのは一瞬です。
そこで、オーラルピースを活用しましょう。
オーラルピースは、ジェル状で、食べても安全・安心の成分です。
水と比べてお口の中にとどまり、お口を潤すことができます。
お口を潤すことで、しっかりとご飯を食べられるだけでなく、発音もスムーズになり、会話もしやすくなります。
つまり、オーラルピースを使うことで、お口を潤し「食事だけでなく、会話もスムーズになる」ので、認知症予防ができるのです。
ぜひ、ご家族の方で、高齢の方がいらっしゃるなら、ぜひ、普段の歯磨きはもちろん、普段からお口の乾燥を予防するためにオーラルピースを口が乾いたらこまめに使ってくださいね。
もちろん、高齢者でなくても、副作用でお口が乾燥する薬を飲んでいる方は認知症リスクが高くなるので、日頃からオーラルピースを使って、お口を潤して、認知症を予防してくださいね。