今、自分の歯でいつまでも元気に噛めるように、子供のための予防歯科が注目を浴びています。
ですが、予防歯科というものは、子供のためだけにあるわけではありません。
大人にも予防歯科はとっても大切です。
そんな大人にも予防歯科が大切な理由をご紹介してきます。
大人の方が歯を失う可能性が高い
加齢変化は避けることができないので、当然、子供よりも大人の方が歯を失うリスクは高いです。
さらに大人、特に働いて常に忙しい方ほど、やはり歯を失う可能性は必然的に高くなります
虫歯や歯周病の原因は、歯を磨かないことが第一にあげられますが、それだけではありません。
歯並びや、ストレスによる歯ぎしり、職業、普段の食生活、体の免疫力など、さまざまな影響を受けています。
子供の歯は、最初は虫歯のリスクが高いですが、唾液の分泌量が多いので、虫歯のリスクが低いですが、年齢を重ねていくことや仕事のストレスで、唾液の分泌量が低下したりして、虫歯のリスクが高くなってきます。
この加齢変化だけでも虫歯や歯周病のリスクが上昇するのにも関わらず、仕事などの社会的な環境においても、リスクが上昇してしまいます。
このように大人の方が歯を失う可能性は子供と比較すると、とても高いのです。
大人にこそ予防歯科
だからこそ、大人にも予防歯科が大切です。
仕事を退職した、60歳、65歳くらいから時間ができるから、それから予防歯科をスタートすればいいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そこからだとすでに遅い可能性もあります。
30代でもすでに8割が歯周病であり、その後、予防をしなければ、歯周病は、進行してしまいます。
平均寿命が今や男性でも80年あるので、例えば、予防を怠って、60歳のときには歯はあるものの、すべて歯周病にかかっていて、歯医者に行ったら、「ほとんどすべての歯が抜歯する必要があります」と診断されたという事態になりかねません。
そこから予防しても歯の寿命は短く、せっかくリタイアした後の老後を楽しもうにも、歯がない、なんてことも十分に考えられます。
仕事がなくなることで、一日にゆとりができるので、現役時代は食事なんてとくに気にしていなかった方が、老後に食事が1日の楽しみになるという方は大勢います。
そんな状況で、歯がなければ、食事を楽しめる時間が大幅に減ってしまうのです。
子供の予防は、その後の、働く年齢に大きく関係します、そして働いている大人の予防は、その後の老後に大きな影響があります。
人生はそれほど、長くなってきているということです。
ですから大人にこそ、長い老後を楽しむために、予防歯科が大切なのです。
ぜひ、人生の後半もおいしいご飯を楽しむために、定期的に歯医者さんで歯科検診と予防処置をしてもらいましょう。