どんな症状があれば知覚過敏なのか

冷たいものがしみる

冷たいものがしみる、でも、しみるだけで、歯がズキズキ痛むわけではない、それって知覚過敏の症状かもしれません。

知覚過敏の症状は主に「冷たいものがしみる」です。歯の表面のエナメル質が剥がれてしまったり、歯にヒビがはいってしまうことによって、冷たい刺激から歯を守れなくなってしまったからです。

さらに、知覚過敏がひどくなると、まれに温かいものを食べてもしみるということも起きてくるようです。

このしみるというメカニズムは、歯の表面のエナメル質が剥がれることによって、下の層の象牙質がむき出しになって起こります。

この象牙質は、水分を多く含み、浸透圧の関係で、冷たいものや温かいものを食べたり飲んだりすることで、象牙質中の水分が移動し、歯の神経に伝わり、「しみる」や、中には「痛み」として、認識するようになります。

虫歯の初期、つまり歯の表面のエナメル質までの虫歯であれば、知覚過敏とほとんど同じ症状であるため、見た目以外は変わりません。

知覚過敏のやっかいなところは、歯の見た目が一目見ただけではわからないというところです。

小さなヒビによる知覚過敏の場合は、歯科医師でも確認できないことが多々あります。

虫歯は見た目で黒く変化したりレントゲンで確認することができますが、知覚過敏はレントゲンや見た目では、健康な歯と区別がつきません。

ハッキリとヒビが入っているとわかることもありますが、ほとんどの場合では確認できない小さなヒビが入っている程度で、目で確認するのはとても難しいのです。

ただし、知覚過敏には、虫歯のしみるのと大きな違いがあります。それは「慣れる」ということです。

アイスクリームを食べたときに最初はすごくしみたのに、食べているうちにしみなくなったということがあれば、それはおそらく知覚過敏です。

虫歯では、歯が虫歯菌によって溶かされているため、冷たいものを食べるたびにしみて、食べるのに支障が出ます。知覚過敏は神経が過敏になっているものの、食べているうちに慣れてきます。

もちろん、歯医者さんでは、虫歯としっかりと鑑別するために、レントゲン検査などの検査をしっかりとして、虫歯でないことを確認してから、知覚過敏と診断します。

ただ、今、歯がしみて気になる人はアイスクリームなど冷たいもの食べてみて、はじめはしみたけど、最後はあまり気にならなかったかどうかを確認してみてください。

また、知覚過敏かも!と思った方は知覚過敏用の歯磨き粉をたくさんつけて歯を磨きましょう。

他の歯磨き粉の使い方とは異なり、知覚過敏用の歯磨き粉は、たくさん使えば使うほど、過敏になっている神経に聞くので効果が高まります。

知覚過敏は冷たいものがしみるのが主な症状です。ですが、虫歯のようにズキズキした何もしなくてもでるような痛みが出ることはありません。冷たいもの最初に食べたときにしみるだけです。

もし、知覚過敏かな?と思ったら、自分の歯磨き、つまりセルフケアを見直し、虫歯ではないことを歯医者さんで確認してもらい、歯医者さんでの知覚過敏の治療を受けてくださいね。

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