よくテレビコマーシャルでも見る機会の多い歯間ブラシですが、歯間ブラシは正しい使い方をしないと、かえって歯茎に悪い影響がでることがあります。
そんな歯間ブラシの正しい使い方と、歯間ブラシを使ったほうがいい人、使わないほうがいい人についてご紹介します。
まず、歯間ブラシ使ってみたいけど、私って歯間ブラシ使ったほうがいいの?と思われる方もいるかと思います。
歯間ブラシは基本的に歯茎が健康な方や、まだ、歯周病まで進行していない「歯肉炎」の方は使ってはいけません。
最近では歯科専売の健康な歯ぐき専用の歯間ブラシが販売されていますが、市販ではまだ、歯周病が進行した方や、かぶせもの、特に、ブリッジという治療をしたあとには、歯間ブラシは使わないといけないのですが、健康な方の歯茎やまだ、歯周病が進行していない歯肉炎の状態では、歯と歯の隙間はとても小さく、歯間ブラシが入ることはありません。
無理やり歯と歯茎の隙間に歯間ブラシを入れてしまうことによって、歯と歯茎の間が大きくなり、かえって歯茎がやせてしまって下がったり、ものが詰まりやすくなります。
したがって、次の方は歯間ブラシをしてはいけません。
- 歯茎が健康な方
- 歯周病まで進行していない歯肉炎の状態の方
ただし、判断が難しいので、専門家の歯医者さんや歯科衛生士さんにしっかりと意見を聞くことをおすすめします。
逆に歯間ブラシを使ったほうがいい方は、歯周病が進行してしまい、歯と歯の隙間が大きくなってしまった方や、歯茎が下がって歯の根っこが露出してしまっている方です。
また、歯が抜けてしまって、ブリッジというかぶせものをした方は、歯がなくなってしまったところに、隙間ができてしまい、歯ブラシだけでは磨くことはできませんから、歯間ブラシを使う必要があります。
したがって、次の方は歯間ブラシをした方がいいです。
- 歯周病が進行して、歯と歯の隙間が大きい人
- 歯周病が進行して、歯の根っこが露出してしまっている人
- 歯が抜けてしまって、ブリッジというかぶせものをしている人
では、歯間ブラシの正しい使い方について説明していきます。
歯間ブラシは、デンタルフロスとはことなり、「歯周病がとくに進行している場所」や「ブリッジの下の隙間の場所」だけ使うことです。
例えば、ブリッジ治療をした後、定期的に歯医者さんに通ってしっかりとクリーニングにいる方は、歯間ブラシは、ブリッジの下の隙間だけ使うだけで、残りの場所の歯茎が健康であれば、他の場所に使う必要はありません。
また、歯周病が奥歯だけ進行している場合は、奥歯だけ歯間ブラシを使えばいいということになります。
ただ、このような場合はどこに歯間ブラシを使えばいいのか、しっかりと歯科衛生士さんや歯医者さんに指摘してもらう方がいいです。
自己判断で歯間ブラシをいれてたり、逆にやらなかったりすると、かえって歯周病が進行してしまいます。
歯間ブラシの使い方は簡単で、隙間の大きいところに、毛先をいれるだけです。
ただし、鏡をみながらでないと扱いは難しいです。
また、歯間ブラシは、針金に毛がついており、2週間もつかうと、針金が露出して、かえって歯茎を傷つけてしまいます。
おおよそ歯間ブラシは一週間使ったら、新しい物を使うようにしてください。
中には一回しか使えないものもあるので、説明書をしっかりと読みましょう。
もったいないからといって使い続けると、かえって歯茎を傷つけて歯茎が下がり、さらに物が詰まりやすくなってしまうので、使用期間はしっかりと守ってください。
歯間ブラシには、使った方がいい人と、使わない方がいい人がいます。
また、間違った使い方をすると、かえって歯周病が進行してしまうおそれがあります。
ですが、正しく使えば、歯茎の健康を保つのに最高の道具です。
ぜひ、正しく歯間ブラシ使って、歯周病を予防してください。