正しい歯磨き方法|「ブクブクうがい」に着目して説明します

正しい歯磨き方法、うがい

毎日、歯ブラシに歯磨き粉をつけて歯磨きをして、最後にブクブクうがいをして、歯磨きを終える人は多いと思います。でも、いつもなにげなくやっている歯磨きですが、間違っているかもしれません。

先日、テレビで健康法特集をやっていて、「歯磨きをしたあとに、最後に何度も何度もうがいをしてしまうのはNG」と紹介されていました。ではなぜ、歯磨きをしたあと、最後に何度もうがいをしてはいけないのでしょうか。

それは、歯磨き粉の成分、フッ素の量が減少してしまうことにあります。歯磨き粉には、虫歯予防のためにフッ素が配合されています。歯医者さんでフッ素塗布を受けたことのある人は、フッ素を塗ってもらったあとに、 「30分はお口をゆすがないでくださいね」と、指導を受けたことがあると思います。これが、歯磨きをしたあとに何度もブクブクうがいをしてはいけないという理由と同じになります。

フッ素は、お口の中に長時間とどまることで、歯の表面のエナメル質に浸透し、歯を強くします。しかし、うがいをしてしまうと、お口の中にとどまるフッ素の量が減少してしまうため、虫歯予防の効果が薄れてしまいます。

実際の研究でも、歯磨きをしたあと、最後にうがいを1回だけした人、2回、3回、4回、5回した人と比較してみると、うがい1回と2回の間でフッ素が口の中にとどまる量にかなりの差があることがわかっています。

うごいを5回もしてしまった人の場合は、ほとんどフッ素が口の中に残っていません。ですから、歯磨きをし終わったら、最後の仕上げのうがいは、1回にしましょう。

ただ、1回だとお口が全然すっきりしない、食べカスがまだついていそうでしっかりとゆすぎたいという風に思う人はたくさんいると思います。

そういった人にオススメなのが、デンタルリンスです。歯磨きをしっかりしたあと、しっかりうがいをしてもかまいませんが、その場合、デンタルリンスを仕上げにすることで、デンタルリンスに含まれる虫歯に有効な成分を口の中にとどまらせることができます。もちろん、デンタルリンスをしたあとはうがいをせずにそのままの状態でなければいけません。

デンタルリンス自体にミントなどのお口の息を爽やかなにしてくれる効果がありますので、歯磨きの最後の仕上げにデンタルリンスはとても効果的です。

食べカスが気になってうがい1回では不安な人は、ぜひデンタルリンスを使うようにしましょう。

そして、歯肉炎になりやすい人は歯肉炎に効果のあるデンタルリンス、虫歯になりやすい人はフッ素を最大量含んだデンタルリンスを使うようにすれば、それぞれのお口のトラブルを解決することもできて一石二鳥です。

ぜひ、今日からの歯磨きのうがいを見なおしてみてくださいね。

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