歯医者さんが教える離乳食開始の時期!

離乳食

子育ては日々困難の連続ですが、ミルクやお乳の次のお母さんの困難といえば、「離乳食」です。

働くお母さんはとくに、早く保育園にお子さんを預けないといけないので、なるべく早く離乳食を開始して、早く大きくなってほしい!と思うかもしれませんが、離乳食はあせってしまうとかえって赤ちゃんの成長に悪影響を与えることもあります。

離乳食というのは、お母さんの悩みの種であると同時に、子供にとっては実は、大きな成長をなしとげる時期でもあります。

ミルクを飲んでいたということから、食べるということへ変化しなくてはいけません。

赤ちゃんはお母さんのお乳を吸って生きていくために、舌をだす反射が備わっていて、これを哺乳反射とよびます。

この反射は、だいたい5ヶ月くらいまであります。そして、およそ7ヶ月くらいには完全に消失します。

よく、離乳食をお口の中にいれたら、ベーと出されてしまった、離乳食が嫌いなのかな?と思うお母さんがいますが、時期が早いと、まだ、哺乳反射が残っていて、反射的に舌を出してしまいます。

離乳食が嫌いだからベーとするのではなく、まだ哺乳反射が残っている可能性もあります。

ですから、そういうときは、またしばらくミルクやお乳を与えましょう。

確かに、栄養が不安に思うお母さんたちもいるかもしれませんが、完全にミルクを卒業するのは、実は1歳半をすぎるころが適切なので、まだまだ1歳にもなっていない子は、そう焦る必要はありません。

離乳食の開始の時期はまずは、7ヶ月頃から開始しましょう。もちろん、子供によって成長には差がありますから、子供の成長にあわせて、多少前後することは何も気にすることはありません。

完全に卒乳する時期は奥歯が生える1歳半くらいの時期と言われていますが、これもあくまでも平均です。

奥歯は2歳くらいに生えてくる子ももちろんいますので、奥歯が生えるまでに卒乳できたらいいな!と気持ちを楽にして子供の成長を一緒に見守りましょう。そのうち、いつの間にか卒乳できています。

離乳食はとっても大変ですが、赤ちゃんは初めて食べ物と遭遇します。最初は食べれなくても大丈夫です。でも、だんだんと赤ちゃんが舌で味を味わうことができてきます。ちょっとずつ練習していきましょう。

[まとめ]

  • 赤ちゃんの離乳食開始の時期はおよそ7ヶ月。
  • 赤ちゃんによっては、哺乳反射が残っていると、嫌で出してしまうのではなく、反射で離乳食を食べられないだけ。
  • のんびりと待って離乳食を赤ちゃんとお母さんのペースであげることが大切。

人と比べずに、赤ちゃんの成長をみて、お母さんと赤ちゃん、二人三脚で頑張ってくださいね!

スポンサーリンク
広告
広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加