歯周病を重症化させると、どんな治療も成功しないという事実。
歯周病というのは、こちらのサイトでも何度もご紹介しているように、最初は特に痛みもなく、少しずつ歯周病菌が歯と歯茎の間の歯周ポケットに侵入して、歯の土台である、骨を破壊していきます。
痛みや不快感がでたときには、すでに、歯がぐらぐらになって土台である骨がなくなってしまっています。
そして、歯を抜くことになります。
そんな怖い病気の歯周病ですが、歯が抜けても、インプラントをすればいいんじゃないの?と、思うかもしれません。
しかし、歯周病を重症化させてしまうと、なんとインプラント治療ができない可能性があります。
それだけでなく、入れ歯にしても、強く噛めない入れ歯にしかできない可能性が高いです。
そんな歯が抜けてしまったあとも、恐ろしいことを引き起こす、歯周病について別の視点から解説していきます。
歯周病を重症化させるとどんな治療も成功しない?!?
そもそもインプラントは、骨にネジを埋め込む治療です。
ネジを骨に埋め込むときには、『骨の厚みや高さ』がないと、ネジは、すぐに噛む力によって抜けてしまいます。
イメージとしては、薄い木の板にネジを打ち込むとしましょう。
薄いと木の板は割れてしまったり、ネジがまっすぐ打てずに、斜めになって、板にヒビが入ったりして、物を固定できません。
インプラントもこれと同じようなことがいえます。
骨の厚みがなければ、インプラントというネジを打つことができません。
この骨の厚みを歯周病は破壊してしまうのです。
歯周病は重症化してしまうと、歯の周りの骨をどんどん破壊して、歯の土台である、骨の高さや厚みがどんどんなくなってしまいます。
つまり、インプラントを打つ骨がなくなっています。
そのため、歯周病が重症化してしまうと、インプラントができない、という可能性が高くなります。
もちろん、今では、骨を移植して、骨の高さや厚みを補ってからインプラント治療をするという治療方法もあります。
ですが、インプラント治療に骨の移植の治療もかかるので費用も時間も一般的なインプラント治療よりもかかってしまいます。
さらに、成功率も、骨の移植をすることによって、一般的なインプラント治療よりも低下します。
したがって、歯周病を重症化させると、インプラント治療ができなくなったり、成功率が低下してしまいます。
ですから、歯が抜けたらインプラントでいい!という考えだった人は、それは間違いですので、注意しましょう。
よく、歯周病が悪化して歯が抜けてから後悔をして、インプラント治療を希望される方がいますが、すでに手のほどこしようがないこともあります。
また、インプラントはとても高い自由診療なので、入れ歯を選ぶ方もいます。
ですが、歯周病が重症化した結果、入れ歯を支える骨がなくなってしまっているので、入れ歯の安定が非常に悪くなってしまうことがあります。
なくなってしまった骨はかえってはきませんから、土台がそもそも悪いので、安定のいい入れ歯を作るのは、相当な技術がいります。
高い技術をもってしても、骨が歯周病によって破壊され、土台が悪いので安定のいい入れ歯ができる確率は非常に低くなります。
ですので、歯周病が重症化してしまうと、どんな治療も成功しません。
歯周病は、歯が抜けた後にも悪影響を与えますので、日頃から予防することが、とても大切です。
歯周病を予防するには、日頃の歯磨きに、歯周病予防効果の高い歯磨き粉を使うことです。
ぜひ、日頃の歯磨きに歯周病予防の高い歯みがき粉を一緒に使って、歯周病を予防しましょう。
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