最近、高齢ドライバーによる交通事故が注目されていますが、年間で交通事故などの被害は1000万件を超えます。
そんな交通事故はできれば避けたいですが、避けられないケースも多々あります。
さらに、何かのトラブルによって顔面にケガをしてしまうこともよくあります。
特に小さなお子さんは、顔、その中でも歯に外傷を受けることが多いです。
そこで、何か事故にあったときに知っていて欲しい歯科治療についてご紹介します。
前歯が折れた!?どんな歯科治療を受けるべき?
交通事故などの事故で最も多いのが「前歯の外傷」です。
前歯がかけてしまったり、折れてしまうことがかなり多いです。
さらに前歯は外力に弱いので抜けてしまうことも珍しくありません。
前歯が小さく欠けてしまったときは白い詰め物、コンポジットレジンという治療で済むこともありますが、折れてしまうと、神経の治療が必要になります。
根っこまで折れている場合は保存ができないので、抜かないといけないこともあります。
神経の治療ですめば、神経の治療をして、上にかぶせ物をすればすみます。
ですが、知っておいてほしいのは、歯が抜けてしまったとき、もしくは歯が保存できないと診断されたときです。
治療方法としては
- ブリッジ治療
- インプラント治療
があります。
外傷の範囲が広く、歯の損傷が大きい場合は、入れ歯になってしまうこともあります。
状況にもよりますが、もし金銭的に余裕があるのであれば一番のおすすめは
「インプラント治療」です。
外傷が前歯の歯を支えている骨にまで及んでいると、できないこともありますが、歯科医師と相談してインプラント治療が最もおすすめです。
ブリッジ治療は両隣の健康な歯を削ってしまうので、歯の寿命が短くなってしまいます。
インプラントは健康な歯を傷つけず、しかも噛んだ感覚もほとんど天然の歯とかわりません。
また前歯に外傷を受けると歯並びがバラバラになってしまうことがありますが、インプラント治療をするときは、歯並びを考えて、必要であれば矯正治療をして、きれいな歯並びにすることができます。
事故を起こして、仕方なく、その時点でできる保険治療を受けてしまうと、あとあと外傷を受けた部分は骨が損傷していたり、歯に小さなヒビが入っていてたりして、虫歯リスクや歯周病リスクが高くなってしまうからです。
後から後悔して、インプラント治療や矯正治療をしても、傷を受けているので、直後よりもかなり治療の難易度が上がり、きれいな見た目に戻すのはかなり難しくなります。
ですから、事故を受けた直後に、歯の治療を行うのであれば、あとあとのことをしっかりと考えて、歯科医師とよく相談して治療を受けましょう。
知っていないと、後悔してしまうので、ぜひ、今後のことをよく考えて、治療を受けましょう。