年を取ると、お口がネバネバして、口臭がきつくなる、仕方のないことだとは思っていませんでしょうか。
年を取ると口臭がするというのはイコールではありません。もちろん、年を重ねると歯周病に罹るリスクは上がることは事実ですが、必ずしも、年齢の増加と口臭は一致しません。
年をとっても、口臭がしない人はいます。また、子どもの場合は、唾液の分泌量がよく、歯周病のリスクが低いので、相対的に口臭がする子が少ないです。
最近はスメルハラスメントといって、体臭や口臭がひどいと、周囲に迷惑をかけたといって訴えられるといったケースも中にはあるようなので、口臭は改善した方がいいのは明らかです。特にお父さん世代はそういったハラスメントには敏感だと思いますので、これから紹介する方法を実践して、息を爽やかにしましょう。
今回は、エチケットとしても大切な口臭について、お話したいと思います。
口臭の原因
- 虫歯
- 歯周病
- 舌の汚れ
大きい虫歯があると、汚れがたまるので、臭いやすくなります。
歯周病による口臭の原因は、お口の中で汚れがたまって、菌が大量発生しているため、臭くなります。
そして、舌の汚れですがこれは舌は日々、細胞分裂を繰り返していますので、その剥がれた粘膜が舌の上にたまるので、多少汚れているのは異常ではありません。問題はその汚れを土台にして、菌が繁殖すると、強烈な臭いとなります。毎日は必要ないですが、一週間に一度は舌ブラスを使って舌の上を掃除しましょう。やり過ぎると舌に傷がついてかえって汚れがつきやすくなるので、注意してください。
口臭を改善するには
また、口臭はお腹が空くときつくなるので、残業などで夕飯が遅くなるときは、一時的な対処法となりますが、ガムを噛んでください。ガムを噛んで、唾液をたくさん分泌すると、唾液に臭い物質がとけて、臭いにくくなります。
最近では口臭スプレーというものが売られています。お口を潤すと臭いがやわらぎます。
また、年を取ると口臭がしやすくなる原因として、糖尿病や高血圧などの病気にかかっていて、その治療薬の副作用として口が乾きやすいことがあげられます。
口の中が乾燥すると、粘膜が傷つきやすくなるので、菌が繁殖しやすくなります。口が乾きやすい薬を飲んでいる方(最近では、若い方でも花粉症のお薬など)は水分摂取を心がけましょう。
人と話す前はガムや口臭スプレーを、用いてお口の中を潤してください。
もちろん、普段から歯磨きをしないと菌はさらに増えるので、毎日の歯磨きもしっかりと行いましょう。
また、入れ歯やかぶせものが入っているとセルフケアは難しいので、歯医者さんにいって、プロフェッショナルケアをしてもらい、しっかりとお口の汚れをきれいにしてもらいましょう。
そうすることで、口臭はずいぶんと改善しますよ。
(お口を潤す口臭スプレー)