歯を磨かないと、お口がネバネバしたり、何よりも口臭が気になりますよね。
でも、毎日3回磨くというのは実際、難しい方がほとんどだと思います。私自信も歯科医師ですが、お昼の診療が長引いてしまうと、お昼に歯を磨くことができないこともあります。
そこで、歯が磨けない人に、オススメのケアをご紹介したいと思います。
残念ながら、全く歯磨きなしで、口臭予防ができる方法はありません。口臭には歯磨きがやはり肝心です。ですので、一日一回、最低でも5分時間をかけて磨いてください。特に、寝る前の歯磨きが菌が繁殖しやすいので、一番磨いてほしい時間帯となります。忙しい毎日を送っている人でも、最低一日1回、5分かけて磨きましょう。
続いて、口臭に即効性のある方法として、ガムがあります。砂糖では虫歯が進行し、より口臭が強くなりますので、キシリトールガムを食後すぐに噛みましょう。口臭の原因の1つにお口の乾燥があります。口が乾燥すると口臭がきつくなります。そこで、キシリトールガムを噛むことで、唾液分泌が促進され、お口がうるおいます。食後に大切な商談がある方にはキシリトールガムをおすすめします。
続いては、お茶、とくに緑茶をこまめに摂取しましょう。先程説明したように、お口が乾燥すると、口臭がきつくなります。ですので、水分を摂取することで、口臭がやわらぎます。ではなぜお水ではなく、お茶特に、緑茶かというと、緑茶にはカテキンが含まれるからです。カテキンには消臭効果があります。この消臭効果によって、口臭を和らげることができます。
そして、オススメなのはお口の消臭スプレーです。これは、お口を潤すだけでなく、歯周病予防に効果的な殺菌成分や消臭成分が含まれています。持ち運びやすいサイズで、大切なときの前にサッとお口にひと吹きするだけで、口臭を防いでくれます。お口のエチケットとして、普段から持ち運ぶ女性が今、かなり増えています。
ここで、口臭スプレーを選ぶときに注意して欲しいことがあります。それはアルコール成分を含まないことです。なぜなら、アルコールは水分を蒸発させてしまいますから、お口の乾燥がひどくて口臭がきつくなっている方がアルコールを含む口臭スプレーを使うと、一時的には爽快感を得られますが、かえって悪化してしまう可能性があります。ですので、できればアルコール成分無添加のものを選びましょう。
お昼休みに歯を磨く時間がない方にはぜひ、知ってほしいケアの方法を伝えました。大切な商談や話であるほど、人と人との距離は近づきます。しかし、人は口臭がするだけで、臭いが先行し、話に集中できなくなってしまいます。
ぜひ、営業先に失礼のないようにするために、口臭ケアをやりましょう。息が変われば、世界が変わりますよ。
