『「歯がかゆい」という感覚』についての私の考え

歯医者さんにいらっしゃる患者さんの中にたまに『歯がかゆい気がする』『口の中がムスムズする』という訴えをする方がいらっしゃいます。

歯医者さんが診断するときに、かゆみを診査する検査は残念ながらありません。ですので、歯がかゆいと言われると、難しい顔をする歯医者さんも少なくないです。

歯がかゆいという感覚がでる原因

歯がかゆいという感覚がでる原因を解説

「歯がかゆい」とおっしゃる患者さんのほとんどは、歯茎が腫れて、歯肉炎や歯周病の状態にあり、おそらく、歯茎が腫れると炎症性の物質が分泌されています。

虫にさされたり、アレルギーがかゆみがでる原因として、体が反応して炎症性の物質を分泌しています。これと全く同じではありませんが、炎症性の物質が同じように分泌されているので、かゆみがでたとしてもおかしくありません。

親知らずが生えてくると、歯茎を少しずつ、退縮させながら生えてきます。歯茎が縮んでなくなっていくので、その感覚がかゆみと似ている可能性があります。

口の中でもアレルギーが発症してかゆみがでることがあります。銀歯や金属を使ってある部分入れ歯や総入れ歯などが粘膜に長年使っていると、少しずつ、粘膜に金属イオンが溶け出し、アレルギーを発症することがあります。しかも、皮膚と比べて粘膜の防御機構は弱いので、もともと肌が弱い人は、なるべく銀歯の治療は控えたほうがよいです。

歯磨き粉やデンタルリンスの中に含まれる合成材料がアレルギーを引き起こしている可能性もあります。とくにデンタルリンスの中には亜鉛が含まれているものがあり、アレルギーがでたという報告もあります。

ストレスはホルモンバランスを崩したり血流を悪くするので、その結果、かゆみがでている可能性があります。

チェックリストで一度、自分の口の中をチェックしてみましょう

歯がかゆい場合のチェックリスト

  • 歯を磨くと歯茎から血や膿が出る。
  • 歯が伸びた、または歯が浮いている感覚がある。
  • 一番奥に親知らずが見える。
  • 銀歯が入っている。
  • 歯磨き粉やデンタルリンスを変えてからかゆみがでた。
  • ストレスを感じている。

歯茎から血がでている、歯が伸びた、歯が浮いている感じがする場合は歯周病の可能性が高く、歯周病治療が優先されます。

自分のできる対処としては、歯磨きをしっかりとすることです。とくに、歯が磨けていませんから、しっかりとタイマーなどを使って、5分きっちり磨きましょう。普段の歯磨きの時間が短いと実感できると思います。

歯茎の症状がなく、親知らずが生えてきている場合はまずは歯医者さんに相談しましょう。スペースがあれば、そのまま経過をみることになりますし、スペースがなく、手前の歯を虫歯にする確率が高いようであれば、抜く可能性が高いです。歯医者さんと相談して、親知らずをどうするかを決めましょう。

歯茎の症状もなく、親知らずも生えてなければ、次は銀歯が口の中にないかをチェックしましょう。他の歯の周りは健康なピンク色の歯茎をしているのに、銀歯の周辺は赤くなっていたりすることがあります。この場合は銀歯を外すしかありません。セラミックやプラスチックの白い材料で歯を治療するしか方法がないので、歯医者さんに自分の歯の銀歯を取らなければいけなくなった場合、どういう治療が可能かの説明をきちんと受けましょう。材料によって保険がきかないケースもあります。

歯磨き粉やデンタルリンスを変えてからかゆみがでた場合は、一度、その歯磨き粉やデンタルリンスの使用をやめましょう。

上の5つ全てに当てはまらない場合はストレスの可能性があります。なかなかストレスを発散することは難しいですが、歯医者さんにいって、歯石取りや歯の掃除をしてもらうことで、歯茎の血流がよくなり、改善することがあるので、歯医者さんに相談してみましょう。

あくまでもこれは簡単なチェックとなります。 自己判断で飲むかゆみ止めのお薬を飲んでしまうと一時的にはよくなることありますが、原因をきちんと調べてもらわないと、再びかゆくなる可能性が高いです。

まずは歯医者さんにいって相談することをおすすめします。そのときに、このチェックリストを活用してもらえればと思います。

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