世間にはたくさんの歯ブラシの種類が販売されています。
でも、たくさんの歯ブラシはあっても、その歯ブラシにあった歯磨きのやり方があるということを知らない人は大勢います。
また、今まで歯ブラシの磨き方を意識したことない方が大半だと思います。
今回は年齢やタイプ別のオススメの歯ブラシとその歯の磨き方についてお話します。
歯ブラシの持ち方(重要1)
歯ブラシは手でなんとなく握っている方が大半かと思います。小さなお子さんや、脳梗塞などの病気で握るのが難しい方は別ですが、歯ブラシには正しい持ち方があります。
それは『鉛筆もち』です。
歯と歯と間の汚れを取るためには繊細な動きが必要です。字を書くというのは普段なにげなくやっていることですが、実は、とても繊細なのです。字を一番効率よく書くのに『鉛筆もち』は最適です。
つまり、繊細な動きが必要な歯ブラシの持ち方に適しているのは『鉛筆もち』というわけです。
磨く場所の順番を決める(重要2)
オススメは、この順番です。
- 左上奥裏側
- 前歯裏側
- 右上奥裏側
- 右上奥ほっぺ側
- 上前歯クチビル側
- 左上奥ほっぺ側
- 左下奥べろ側
- 下前歯裏側
- 右下奥べろ側
- 右下奥ほっぺ側
- 下前歯クチビル側
- 左下奥ほっぺ側
どんな順番でもいいのですが、それを習慣化してください。習慣化することで、磨き残しが減ります。
小さなお子さん
横磨きがおすすめです。
一番簡単で、誰でもできます。お子様だけでなく、普段歯を磨けていない人や、上手に磨けてない人がまずやる歯磨きの方法です。
歯ブラシの毛先を歯に垂直にあてます。そして、水平方向に動かすだけです。
多くの方がやっている磨き方です。
歯ブラシは毛が固く、毛先がまっすぐなものを選びましょう。
虫歯になりやすい人
フォーンズ法というやり方がオススメです。
大きく円を描くように歯ブラシを歯ブラシを動かします。歯の裏側は横磨きを併用します。
歯ブラシのタイプは毛先がまっすぐなもので、毛が硬いものを選びましょう。
中高年以降、歯周病になったことのある人
スクラッビング法がおすすめです。
歯ブラシの毛先をほっぺた側では歯に対して垂直に、舌側では斜め45度に当てて、小刻みに振動を与えながら磨きます。
歯ブラシのタイプは毛が柔らかく、毛先がギザギザしたものがおすすめです。
おわりに
あくまでもタイプは大まかなものになります。個人の判断よりもお近くの歯医者さんにきちんと診断してもらい、自分のお口の状態にあった歯ブラシ、歯の磨き方を身につけることをおすすめします。
また、お口の状態は加齢などによって日々変化していますので、常にお口の状態をチェックするようにしましょう。