たまに歯をじっくりとのぞいてみると、歯の溝に黒い点が見えることがあります。
この黒い点は何かというと、虫歯の可能性が高いです。しかし、黒い点のサイズや見た目で違うので、1つずつ確認していきましょう。
歯の溝に小さい黒い点
これは、虫歯の初期の可能性が高いです。見た目は黒いだけで硬そうな見た目をしています。例えると黒ゴマよりも小さいイメージです。
虫歯の初期のことが多いですが、若い人では虫歯が中で広がりやすいので、歯を削ると中がボッコリ穴が開いていることもよくありますので、歯医者さんに行って、レントゲン写真などの検査を受けて治療が必要かどうか確認してもらってください。
また、とても小さい場合はお茶やコーヒーなどに含まれるステインという着色汚れの可能性もあります。
中心がドロッとしている黒い点
歯の溝や歯の側面に虫歯ができると、穴があいて歯を溶かし中心がドロッとしています。
虫歯を探る道具で触るとドロッとしたのがとれて、虫歯の大きい穴があいています。かなり進行した虫歯の可能性が高く、場合によっては、虫歯菌が神経にまで到達していることもあります。
放っておくと、どんどん虫歯が大きくなりますので、早めに歯医者さんに行って下さい。
歯と歯茎にある黒い点
虫歯のこともありますが、多くの場合は、縁下歯石といって、歯茎の下に隠れている黒い歯石なことが多いです。
歯周ポケットがかなり進行している状態ですので、早く歯石を除去しましょう。放っておくと、歯周病が進行し、歯がグラグラし始めたら最後、歯を抜くかもしれない可能性が高くなります。
痛みなどの症状がなくても、歯医者さんにいって早く検査してもらいましょう。
おわりに
黒い点にもいくつか種類があることをご理解いただけましたでしょうか。
中には黒いゴマを虫歯だと思って、違ったというケースもありますが、逆に、黒い点をただの汚れだとずっと思っていて、歯を磨いても取れないから来たら、かなり大きな虫歯に進行していた…なんてこともよくあります。
まずは歯をしっかりと磨いて、その黒い点がとれるかどうか確認しましょう。そして、なかなか取れなければ、虫歯や歯周病の可能性があります。
放っておいても、いいことは何もないので、歯医者さんに行って、検査を受けて、治療が必要であるかどうかを診断してもらってくださいね。
