子供の歯磨き習慣について ~悩みを少しでも解決できるように~

歯磨きを嫌がる子供

小さな子供がいるご家庭では、毎日の仕上げ磨きに苦戦している方も大勢いらっしゃると思います。

子供の仕上げ磨きが大切なのはよくわかっているけれども、子供が嫌がって歯磨きをやらせてくれないといったご相談をよく受けます。

子供の歯磨き習慣がそもそもなぜ大切かというと、三つ子の魂百までという言葉があるように、小さいうちから歯磨きを習慣としている子供は、大人になったとき虫歯や歯周病になりにくいです。

歯磨きの習慣は、その子が生涯、おいしくご飯を食べれるかということに大きく影響します。

しかし、小さいときから、歯磨きの習慣がついていないと、よっぽど虫歯で痛い思いをしないと、歯磨きを習慣化することは非常に難しいです。

ましてや、大人になって仕事に追われるようになれば余計に歯磨きをしなくなります。そうならないために、小さい頃からの歯磨き習慣が大切です。

では、仕上げ磨きが嫌いな子供はどうすればいいでしょうか?そもそも、なぜ子供は仕上げ磨きを嫌いになるのでしょうか?

実は、小さい子供に限らず、人は口の中に異物があると、吐き出さなくてはいけません。歯ブラシの刺激は徐々に成長するにつれて、慣れていきますが、子供のうちは、異物の刺激に反応しやすいため、仕上げ磨きを嫌がりやすいです。

では、どうすればいいの?と疑問に思いますよね。それを解決する方法があります。

それは、スキンシップです。口の中を触られるのは、確かに子供は苦手です。でも、ほっぺや頭をお母さんやお父さんに触られるのは大好きです。大人でも、大好きな人に、頭をナデナデされるのは心地がいいです。それと同じです。

歯磨きをする前とした後に、子供の顔をいっぱい触ってスキンシップをとりましょう。スキンシップの刺激を与えることで、仕上げ磨きの刺激が和らぎます。

そして、子供が自主的に磨くように、始めに一緒に歯を磨きましょう。お母さんやお父さんも子供と一緒に磨くことで、自分だけじゃないと安心します。

また、子供は成長の過程で、大人の真似をして、成長します。お父さんやお母さんが歯磨きをしていると、一緒に真似をします。その後に仕上げ磨きをすることで、スムーズに磨かせてもらえます。

また、磨く最中は、子供番組などでよく歌われている歯磨きの歌を歌いながら、磨くことがおすすめです。お母さんやお父さんが歌っていると、子供は歌に集中してくれるので、仕上げ磨きにとても、協力的になります。

また、最初から全部の歯を磨こうとしなくても大丈夫です。今日は上の歯、明日は下の歯、その次は上下を頑張る・・・と少しずつ磨く範囲を広げていきましょう。子供のペースにあわせていくことが大切です。

  • 子供に歯ブラシを渡して、自分も磨き、子供に真似をさせる。
  • 仕上げ磨きの前に顔を触ってスキンシップ。
  • 仕上げ磨きのときに歌をうたう。
  • 歯を磨く順番は昨日磨けなかったところから、できる範囲で行う。
  • 少しでもできたら、スキンシップをとって褒める。

ぜひ、このステップで実践してみてください。仕上げ磨きができないから、いつも怒っていては、子供は嫌がりますし、なによりも、お母さんもお父さんが疲れてしまいます。

少しでも歯磨きができたら、スキンシップをとってほめてあげれば、仕上げ磨きができるようになるだけだなく、素晴らしい親子関係も築くことができます。

仕上げ磨きの時間を子供と親がお互いに嫌な時間ではなく、楽しい最高のスキンシップをとれる時間へ変えてみてくださいね。

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