リラックスしているときに、一度鏡を見てみてください。あなたのお口はどうなっていますか?
もしかして、「ポカン」と半開きになっていませんか?また、昔から親や、仕事をしている人なら上司などの目上の人に、「何、口をポカンとあけているんだ」と注意されたこと一度はありませんか?
もし、お口をポカンとあけていることがあるなら、もしかしたら、あなたは「口呼吸」をしているかもしれません。
口呼吸とは、そもそも何かと言いますと、字のごとく「口で呼吸すること」です。それは普通のことじゃないの?と思うかもしれませんが、違います。
もちろん、口からも呼吸しますが、人間を始めとした動物は、呼吸は基本的には鼻で行います。
鼻は、空気中のホコリや菌などを体内になるべく取り込まないようにフィルターの役割を果たします。そして、肺へ酸素を届けることで、私達は、息を吸って生活することができます。
しかし、口呼吸では、鼻のようなフィルター機能はないため、ホコリや菌がダイレクトに口の中に入り、そして、肺へと入り込んでしまいます。
口で呼吸をすると、口の中が乾燥し、風邪を引きやすくなったりします。また、口呼吸は夜寝てるときに、喉にダメージを与えています。
口の中が乾燥することによって、唾液の抗菌作用が働きづらくなるため、虫歯や歯周病が悪化しやすくなります。虫歯や歯周病が悪化することで、口臭がきつくなります。そして、口臭が他人に気づかれやすくなります。
口呼吸の原因は、鼻づまりによって口で呼吸できないことや、歯並びが悪く、出っ歯で、口を閉じづらいことなどが挙げられます。
アレルギーがあって、年中鼻づまりがある人は、対策としてマスクをして寝ることによって、喉のダメージを軽減することができます。
口呼吸は、鼻疾患が原因であれば耳鼻科ですし、歯並びなどが原因であれば歯科を受診しましょう。
まずは、自分自身が口呼吸かどうかを意識してみましょう。普段から喉が腫れやすかったり、歯並びが悪い人は、歯医者さんに相談してみましょう。