歯の噛み合わせが悪いと、運動能力にも影響する?!

歯の噛み合わせ

人の口の中には、何本の歯があるかご存知でしょうか?親知らずを数えなければ、上下左右あわせて、全部で28本あります。

歯一本一本に、上下で、噛みあうパートナーがいて、歯は上下左右の歯が全てそろってはじめて、機能します。

1本でも抜けてしまうと、パートナーの歯が相手を失うので、上の歯がなくなれば下の歯が、下の歯がなくなれば上の歯が、なくなった部分のスペースを埋めようとして伸びてきます。

また、前後に生えていた歯は、お互いに支えあっていたので、支え合う歯がなくなると、バランスを崩し、なくなったスペースへ傾いてきてしまいます。

では、歯がなくなって、歯が伸びてきたり、歯が傾いてしまうと、どんな問題がおきるのでしょうか。

歯がバランスを崩すということは、噛み合わせのバランスが崩れてしまうということです。

例えば、下の奥歯がなくなったとしましょう。下の歯の支えがなくなるので、上の歯が伸びてきます。すると、歯茎を噛んでしまったり、もしくは今までと違う歯に噛み込んでくることもあります。すると、噛み合わせの場所が以前と違う、バランスの悪い噛みあわせになり、歯の一部分が強くあたって、歯にダメージがでます。歯にダメージが加わると、虫歯でもないのに、噛むと歯が痛くなります。

他にもなくなった下の歯には前後に歯が生えていると、前後の歯が寄ってきます。前後の歯にも当然、パートナーの歯がいましたが、その噛みあわせを前後にずれてしまいます。

なんと、歯がたった1本なくなるだけで、周囲の歯のバランスである噛みあわせを何本も悪くしてしまいます。

噛みあわせが悪くなるということは、歯が最大面積で当たらないということを意味し、最大面積で噛めると、物を効率よく噛み砕いたりすることができます。

歯が最大面積で噛めるということは他にも影響を与えます。人間は、走ったり、物を投げたり、運動するときは、歯を食いしばると力がでるということを聞いたことがあると思います。最大限の力を発揮するためには、噛みあわせが大切ということです。

噛み合わせは、体のバランスを保つ働きがあるとも言われています。噛み合わせが歩く姿勢などに影響を与えるので、噛み合わせの治療をすると、肩こりや腰痛まで改善したという人もいます。

また、歯を失う以外にも、歯並びが悪いと、歯が接触する面積が少なくなるので、物が食べづらかったり、運動能力を最大限に発揮できなかったりします。

もちろん、体のバランスがとれないので、慢性的な肩こりや、頭痛などに悩まされることもあります。

歯並びが悪い人は噛み合わせを良くするために、矯正治療を受けるほうが、見た目はもちろん、体のバランスにとっても良いのです。

歯が抜けたまま放置して治療を受けていない人がいれば、すぐに、治療をしましょう。あっという間に噛み合わせが悪くなりますよ。

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