小学生の時期は、幼稚園の時期と異なり、思春期があったり、反抗期があってとても大変な時期です。さらに、歯が生え変わり、虫歯リスクも高くなる時期です。
そんな小学生の時期は、虫歯予防がとっても大切です。
歯ブラシは、鉛筆持ちをすると、細かい動きができるので、鉛筆持ちで細く動かすのが基本です。
しかし、小学生の低学年のうちは、まだ鉛筆持ちがうまくできません。
ですので、小学生の低学年のうちは、歯ブラシを握って磨く方法で磨きましょう。そして、しっかりと前後に動かしましょう。
細かいところは、保護者の方がチェックして、磨けていなければ、磨いてあげましょう。
小学生の高学年になったら、鉛筆持ちができるようになるので、鉛筆持ちをして、細く前後に動かして、歯をしっかりと磨けるようにしましょう。
ただ、大人でも、いきなり歯ブラシを鉛筆持ちをして磨くのはなかなか難しいので、歯医者さんにいって、歯科衛生士さんにしっかりと指導してもらうことをおすすめします。
とくに、歯にまっすぐあてて、磨くのは難しいので、歯ブラシを歯にまっすぐあてるにはどのようにすればいいのか、しっかりと教えてもらいましょう。
また、歯磨きのときに、歯を磨く順番も大切です。
右上のほっぺた側から磨き、左上まで磨いたら、次は、左上の裏側から、右上の裏側を磨いて、右下のほっぺた側を磨くといったように順番を決めて磨くようにお子さんに指導しましょう。
そうすれば、磨き残しがなくなるので、磨き残しによる虫歯リスクを減少させることができます。
また、小学生の低学年のうちは、虫歯リスクだけを心配していればいいですが、学年が上がり、高学年になると、歯肉炎のリスクも上昇します。
ですから、小学生の高学年になったら、いつもの歯磨きに加えて、歯と歯茎の間も磨くようにしましょう。
ただ、大人のように歯と歯茎の隙間が大きくないので、少し歯茎が腫れているときに歯と歯茎の間を磨くようにするのでも大丈夫です。
小学生の歯の磨き方は、シンプルな磨き方で大丈夫です。ですが、毎日、特に寝る前に磨くことが大切です。
子供の歯や歯茎は毎日しっかりと磨くだけで、かなり虫歯を予防できます。歯の磨き方は効果的なやり方をすれば高い虫歯予防、歯肉炎予防ができます。
ですが、こだわりすぎて、毎日継続できなければ意味がありません。小学生の歯磨きで大切なことは、毎日しっかりと歯磨きをすることです。
やり方も歯ブラシも、歯磨き粉大切ですが、毎日頑張って歯を磨きましょう。
小学生も、年齢があがるにつれて、だんだん歯磨きを嫌がることもあるかもしれません。
しかし、低学年のうちから、継続して歯磨きをすることで、習慣となり、大きくなっても毎日歯を磨くようになります。
小学生のうちは大変な時期ではありますが、お口の中は、子供の歯から大人の歯へと生え変わり、人生の中でも歯の健康にとって大切な時期です。
小学生のうちから、しっかりと歯磨きをして、虫歯、歯肉炎を予防して、お口の健康を守っていきましょう。