新学期となって、小学校に新入学したり、学年が上がったりすると、最初にやってくるイベントが「健康診断」です。
歯科検診で虫歯があると、保険の先生から「歯医者さんで治療しましょう」と、お手紙がきたりしますよね。
虫歯があれば治療する必要があると分かるものの、歯科検診の結果に「CO(シーオー)」という記号があるけど・・・?
お母さんたちが気になる、歯科検診での「CO(シーオー)」という記号、よく分からないという方はもちろん、分かるけど、どうすればいいのか悩んでいるお母さんたちに分かりやすく説明します。
「CO(シーオー)」とは、初期の虫歯です。「えっ!虫歯なら削ってつめないといけないのでは?」と思ってしまいますが、そうではありません。
このCO(シーオー)は、歯の表面のエナメル質が虫歯菌によって溶かされている状態です。
ですが、決定的に違うのは「歯に穴があいていない」ということです。
表面が溶かされているものの、まだ歯に穴があいていないので、治る可能性のある初期の虫歯なのです。
ですから、お子さんの歯科検診の結果に「CO」と書かれていたら、このまま放置していれば、歯に穴があいて、削ってつめないといけなくなりますが、正しい予防をすれば、もとの健康な歯に戻ってくれます。
では、COと記載があったら、どうすればいいのでしょうか?
1番のおすすめは、歯医者さんに行って、「フッ素塗布」を行ってもらうことです。
初期の虫歯のCO(シーオー)というのは、歯の表面が溶かされていますが、フッ素塗布を行うことで歯を強くすることができます。
しっかりと虫歯を予防するなら歯医者さんにいって、一度フッ素塗布をしてもらいましょう。
また、生活習慣を見直すことも大切です。よくありがちなのが、ジュースをよく飲む子供の場合、歯の表面がジュースのさんによって溶かされているので、ジュースの代わりにお茶を飲むようにしたり、寝る前のジュースを控えるようにしましょう。
また、歯磨きのときにフッ素入りの歯磨き粉を使うことで溶けた歯の表面を強くしてくれます。
歯科検診で最近よくみる「CO(シーオー)」は、正しい予防をすれば、虫歯の進行を予防してくれます。
子供の歯科検診表をしっかりと見て、虫歯を未然に予防しましょう。
中には、一年前の検診ではCOだったものが、今年は健康な歯に戻っている!なんてこともあります。
ぜひ、学校の歯科検診を利用して、正しい予防をして、お子さんの虫歯を一つでも減らしていってくださいね。