世界中で毎年、様々な感染症によって命を落としています。
そんな怖い感染症ですが、細菌によって引き起こされており、ギネスにも認定されている、人類が最も感染している感染症がなんと歯周病なのです。
改めて世界一多い感染症、歯周病についてご紹介します。
歯周病は世界的に蔓延している感染症
2001年にギネスに「世界一感染している人が多い感染症」として認定されたのが歯周病です。
どうしてこんなにも様々な感染症があるなかで、歯周病が世界一になったのでしょうか。
それは他の感染症として、
- 命を落とすほどの感染症ではない
- 症状が目に見えない
といったことが挙げられるかと思います。
ですが、命を落とす危険はないというイメージは実は間違っています。
歯周病は、脳梗塞や心筋梗塞といった心血管障害を引き起こすリスクを上昇させることが報告されており、直接的な原因になることはないにしても、命を脅かす病気を引き起こす可能性は十分にあります。
その他にも糖尿病を悪化させる要因として歯周病が大きな影響があることが様々な研究で証明されています。
そして、他の感染症であれば、目に見える場所で症状が現れたりするので、予防しなくてはという意識をすることができます。
一方、歯周病は口の中なので、人に見られることもないですし、自分で意識しなければ、見ることがありません。
ですが、歯周病の炎症を体の目にみえる場所に移動させると、なんと手のひらサイズの炎症が引き起こされているといわれています。
手のひらが傷だらけで膿んでいて赤くなっていたら、すぐにお医者さんにいって、治療してもらいますが、歯周病の場合は、目に見えないので、それだけ怖い状態にも関わらず、放置されてしまっているのです。
歯周病になっていない人の方が珍しい
日本でも歯周病は蔓延しており、30代という若い世代でもおよそ8割が歯周病です。
せっかく虫歯は予防できているのに、歯周病になっていては、いつ歯を失ってもおかしくありません。
しかも歯周病によって、口臭が引き起こされますので、日常生活のコミュニケーションに大切な会話にも悪影響がでます。
ですので、まず、自分は歯周病であるという認識を持ったうえで、歯科医院にいって、自分が歯周病ではないかどうかを診断してもらうことが大切です。
そして歯周病であれば、治療が必要ですし、歯周病でなければ、そのままの歯磨きを頑張って予防することが大切です。
ですが、今は大丈夫でも、免疫力が低下したり、加齢によって常に歯周病が発症するリスクはありますから、定期的に歯周病になっていないか確認することが大切です。
大丈夫と思っていてもまず、歯周病になっている人がほとんどです。
ぜひ、まずは歯科医院にいって、歯周病がないかどうかを確認してもらってくださいね。
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