歯槽膿漏とは?|歯周病の昔の言い方です

歯槽膿漏という言葉を知っている方はたくさんいらっしゃると思います。でも、そもそも歯槽膿漏ってどんな病気なの?と疑問に思っている方が大勢います。

実は、歯槽膿漏とは歯周病の昔の言い方です。今では、歯周病の言葉の方が一般的になりつつあります。

昔は歯周病で歯をなくす前に、ほんの30年ほど前までは、虫歯で歯がなくなり、60歳には総入れ歯の人がほとんどだったので、歯周病という言葉はあったものの、病気自体が珍しかったので、使われることがありませんでした。

また、歯周病の初期という概念もなく、突然、歯茎から膿が漏れでてきた!ということから、歯周病をわかりやすく理解するために、歯槽膿漏という言葉が生まれたようです。

今でも、ご年配の方が理解しやすいように『歯槽膿漏には○○!!!』という歯磨き粉が売られているようです。

一つ、注意したいのは歯槽膿漏という言葉に引っ張られて、あまり効果のない歯磨き粉がインターネットや通販などで販売されています。

実は、市販品の中にもそういった商品があります。よく、市販されている漢方薬などの類で、天然成分由来100%などの商品がありますが、実際に効果が実証されていないものも多くあります。

コマーシャルでよくみるような歯周病予防の歯磨き粉は、製薬会社が研究に研究を重ねて、効果のある成分をしっかりと配合しています。そんな中、歯槽膿漏の文字で怖そうなイメージを利用して効果があるのかないのかわからない成分をいれている歯磨き粉があります。

残念ながら、歯科医師は化粧品と書かれている歯磨き粉にはそれを注意喚起することはできませんし、全ての歯磨き粉を把握することはできません。

ですので、歯槽膿漏は歯周病と同じ言葉であるということを理解して、歯磨き粉を買うときは、歯周病に効く成分が入っているか確認してください。

歯茎から血が出る、膿がでる、は歯槽膿漏とも言いますが、今では歯周病です。歯周病に効果のある歯磨き粉をしっかりと選んで、歯槽膿漏、歯周病を予防しましょう。

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